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調理(美味しく食べる方法)講座
⚔釣った魚の料理法⚔ 📚藤井 汐竿 (著) 必ず釣れる はじめての人の釣り から抜粋
釣りのあとには、自分で釣った魚を食べるという大きな楽しみが待っている。釣り人は、どんな鮮魚店にも負けない新鮮な魚を手に入れられるという特権を持っているのだから、今まで包丁を持ったことのない人も、尻ごみせずに、どんどん魚料理に挑戦してみよう。はじめは、見た目が多少悪くてもかまわない。場数を踏めば、少しずつうまくなるはずだ。見た目の悪さは、魚の生きのよさが助けてくれる。 汐 竿
«釣り魚料理は鮮度保持から始まる»
→→ ※せつかく釣った魚も鮮度を落とせば台なしだ
釣った魚をおいしく食べるには、釣り上げた直後からの処理が非常に重要になる。氷でしっかり冷やしておくことが大切なのは当然だが生締めと血抜きも忘れてはダメ。この処理をするとしないとでは、刺し身にした時の味に雲泥の差が出てしまう。
釣っても食べない魚は、やさしくリリース(放流)しなければいけないが、食べることが目的なら、釣りにかける意気込みを、魚の鮮度を保つためにも使いたいものである。
«魚のおろし方の手順»
→→ ※釣れた魚はきれいに料理してやろう
«刺し身のつくり方»
→→ ※最高に新鮮な刺し身は生きる喜びを与えてくれる
«焼きもの»
→→ ※鮮度のよい魚は焼いてもやっぱりひと味違う
«煮もの»
→→ ※新鮮なものほど味は薄めに仕上げるのがコツ
«揚げもの»
«素材を残さず料理しよう»
→→ ※捨ててしまうには、あまりにももったいない・・・・
下ごしらえで残った魚の中骨やアラを捨てるのは、ちょっと待った!!これらのものでも、うまく料理すれば、なかなかの一品になる。せっかく釣った魚だから、とことん食べてやるのが、魚に対する釣り人の礼儀というものではないだろうか。
«ヒラメ(寄せ鍋)»
夏は暑気払い、冬は体を芯から温めてくれ
るヒラメ料理が「寄せ鍋」です。
1㎏前後のヒラメがあれば5~6人が楽し
めます。
まず五枚におろします。尾のほうから頭に向けて包丁の背でウロコを取ります。裏側の白いほうも同様にしてウロコをすき、ヒレのところは魚を少し傾けて取り、頭は形なりに、「く」の字に落とします。手で内臓をかき出し、水洗い。尾を手前、腹を左にしておき、中央に尾まで切れ目を入れたあと、中骨に届くまで包丁を進めます。腹ビレに沿って頭の付け根から包丁を入れ、尾まで切れ目を入れます。
反対側の腹身も、尾から背ビレに沿って包丁を入れ、頭の付け根も切ります。尾から切り、中骨に沿って包丁を動かして腹身をすき取ります。
反対側も同様にして、上身の背、腹、下身の背、腹、中骨と五枚におろします。腹骨をすき、身と皮の間に包丁を入れ、手で皮を持って引くようにして皮を取ります。皮を引っ張っている手を左右に動かしながらゆっくり取るのがコツです。
ヒラメ以外に用意する具は、だしのよく出る中型のエビ10匹。エビは色合いのバランスもいい。白菜二分の一、焼き豆腐二丁、シイタケ大5個、シメジ1パック、長ネギ2本、春菊1束、カイワレ2パック。5~6人用の鉄製鍋を用意し、昆布を浸した水を三分の一ほど入れ、沸騰したら昆布を取ります。
ヒラメの頭と中骨を三つに切り、エビは背ワタを取ります。焼き豆腐は八等分、シイタケ、シメジは石づきを取り、シメジは小さく分け、長ネギは斜め切りにし、春菊は食べやすい大きさに切り、カイワレは根を切り取ります。
昆布とカツオ節でとっただし汁約1ℓに対しみりんとしょうゆ各カップ三分の一。沸騰したら頭と骨を入れてフタして煮ます。沸騰したらアクを除いてから野菜、豆腐などを入れ、火が通ったらヒラメ、エビを加え、沸騰したらでき上がりです。
先にヒラメを入れると身がほぐれます。エビは煮すぎると固くなるので注意。また、春菊は香りと歯ごたえが大切なので、最後に入れて30秒ほどで鍋から引き上げて食べます。だしは野菜の量で変化するので、みりんとしょうゆで味を調節します。
※昆布だけのだしに材料を入れて、ポン酢とモミジおろしで食べる「水炊き」もあっさりしていておいしい。
※引いた皮は、唐揚げにするとビールのつまみにぴったりです。
«ハナダイ(押し寿司)»
用意するものは甘酢で作る酢飯、塩漬けの
桜の花少々、青もののおひたし。
ハナダイのウロコを丁寧に取り去り、胸ビ
レから頭に向けて切り、反対側も同様に切
って頭を切り取る。腹を割いて内臓を取り
出し、腹の奥も切り開いて血合いも出します。水で洗ったあと背ビレと腹ビレに沿って包丁を入れ、尾を持って背骨と身の間に包丁を入れ、身を切り離し三枚におろし、切り身の腹骨を薄くすくようにして取ります。
身を上にして広げ、塩を振って20分くらい置き、それから甘酢に20分漬け冷蔵庫で冷やします。血合いの小骨を丁寧に抜き、すし飯を用意。塩抜きした桜の花を細く刻んで混ぜます。タイの汁気を取り、浅く2回切り目を入れ、3回目で一口大に切り離す。押し枠の中にタイの皮を下にして並べ、すし飯を端から詰めていきます。しっかりと押して枠から外したらラップで包み、軽い重しを置いて、1時間くらいなじませます。あとは手ごろな大きさに切って青ものを添えれば、ハナダイの押し寿司の完成です。
«魚料理に必要な道具類»
→→ ※包丁だけは、ちょっとぜいたくしてみよう
魚料理に挑戦しようと思うな、包丁だけは、よいものを選んでほしい。よく切れる包丁は魚の細胞を壊さず、繊維もきれいに断ち切るので、味もよく、また見た目も美しく仕上がる。なにより、使っていて気持ちがよい。
それには、一般的に使われているステンレス製の万能包丁ではなく、鋼製の和包丁を購入することだ。
器用な人は、切れ味のよい出刃包丁1本で刺し身まで造ってしまうが、一般には、出刃包丁と刺し身包丁を用意しておきたい。
そのほかに、ウロコ引きと骨抜きなどを用意すれば、あとは普通の家庭の台所にあるものを利用することができる。
«鍋もの»
→→ ※野菜、キノコと魚が奏でる味のハーモニーに大満足!
⚔飯岡式魚の料理法⚔
📚芳野 隆 (著)
釣り宿オヤジ直伝「超」実践海釣り から抜粋
«シロギス(糸造り)»
キスの上品な味が引き立つ「糸造
り」は、三枚におろした身を皮を上
にしてザルに並べ、熱湯をかけて氷
水で冷やし水気を切ります。それを細く縦に切り、ワサビやショウガじょうゆで食べるとあっさり好み方には最高です。
・酢大さじ5、サラダ油大さじ6、こしょう少々、レモンの輪切りを加えてよくかき混ぜたドレッシングに切り身を漬け、タマネギ、ニンジンの千切り、ピーマンの輪切りを合わせて漬け込み、20~30分置きます。皿に大葉、レタスを敷いて盛り付ければマリネのでき上がり。
・お皿に頭と中骨を置き、その上に糸造りをのせるとジャンボキスの美しい「姿造り」になります。
«マアジ(煮付け)»
「煮付け」はウロコを取り、ゼイゴを切り落
とし、ワタを出したところでこしらえま
す。
水気をよく拭き取り、鍋に水と酒各カップ二分の一を合わせ、それにみりんと砂糖を各大さじ1、しょうゆは大さじ3を入れて煮立てます。煮立ったらアジとネギ2本を5cmの長さに切って入れ、ショウガ約10gを散らして、落しブタをします。汁が少なくなるまで中火で煮て、器に盛り付け、煮汁をかけて完成です。
«ヤリイカ(イカどんぶり)»
イカを開き、中をペーパータオルなどでき
れいにして皮をむき、二枚に切ります。縦
に3~5㎜幅に細切りにして短冊状にし、
足も切って使います。しょうゆに生ニンニクを入れて、ニンニクじょうゆを作ります。手っ取り早いのは、生ニンニクをおろしじょうゆに浸るくらい入れて混ぜ、そこに、短冊のイカと長ネギを細かくみじん切りしたものを混ぜます。どんぶりにご飯を八分目まで入れ、上にイカとネギをのせ、さらに大根おろしをのせた上にイクラをのせ、刻みノリをふりかけて「どんぶり一丁でき上がり」。
◇淡水魚
◇外来魚
ブルーギルやブラックバスは日本固有種を食べる害魚です。
ですが、食べれば美味しい白身魚で栄養満点。
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⯎ブルーギル・ブラックバス
三枚おろしに挑戦してみよう!
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